血管の異常収縮を防ぐには

血管が突然けいれんするように、異常に収縮する現象である「血管攣縮(けっかんれんしゅく)」。近年、そのメカニズムが解明され、抑制方法が明らかになりました。
また、抑制効果のある小林式EPAや、EPAを効率よく摂取する方法もご紹介しています。

そもそも血管の異常収縮とは?

血管の異常収縮(血管攣縮)とは、突然血管がけいれんするように異常な収縮を起こすことです。

心筋梗塞の原因として、動脈硬化や血栓は一般的に知られていますが、血管の異常収縮についてはあまり知られていません。

しかし、生活習慣に問題がなく、健康的な生活を送っている人でもなってしまうことがあるので、注意が必要です。高血圧ではなく、動脈硬化もない人が突然、血管の異常収縮によって心筋梗塞を起こすことがあります。

心筋梗塞と言えば、突然死の中でも最も多い心臓疾患です。年齢が高い人が発症しやすいと思われていますが、近年では30代や40代でも突然発症し、亡くなってしまったケースも報告されています。誰しもが決して、無関係ではない病気なのです。

それでは、心筋梗塞の原因とも言える血管の異常収縮は、どうすれば防ぐことができるのでしょうか。

以下から、じっくりと確認してみましょう。

血管の異常収縮を予防するには

山口大学の小林誠教授チームの研究で、細胞膜を構成する脂質の一種から作られている「SPC(スフィンゴシルホスホリルコリン)」が、血管攣縮を引き起こす酵素を活性化することがわかりました。

さらに、血管の異常収縮を抑制する効果を持つ食品成分も判明しています。それがEPA(エイコサペンタエン酸)です。

EPAは、イワシやサバ、まぐろの脂身などの青魚(魚油)に多く含まれている不飽和脂肪酸のことで、小林誠教授チームの研究により、このEPAが血管の異常収縮を抑制するとわかっています。

従来の治療法では、正常な血管収縮も抑制してしまい、血圧の低下といった副作用が免れませんでしたが、EPAを摂取すると、異常な血管収縮のみを防ぐことができます。とくに、効果的なのは、生の青魚に含まれる、立体構造をしたEPA(シス体EPA)です。

血管の異常収縮を予防するには、シス体EPAを摂取すれば良いのですから、青魚を毎日食べれば良いように思われます。

しかし、青魚からEPAを摂取するのはそう簡単ではありません。なぜなら、シス体EPAは加熱することで構造が崩れ、抑制効果がぐんと弱まってしまうからです。

近年、小林誠教授チームの研究で、シス体EPAの立体構造を壊さずに抽出精製する方法が発明されました。これは小林式EPAと呼ばれています。

小林式EPAを詳しく調べる>>

EPAを効率的に摂取するには

EPAが血管の異常収縮、ひいては血管病の予防に有効なのだとわかっても、どうすれば効率的に摂取できるのかが気になりますよね。

結論から言うと、EPAを摂取する際には、吸収力を高める成分を同時に摂るのが良いです。

人体に入った栄養素は、まず肝臓に運ばれます。肝臓で栄養素の代謝(合成や分解といったエネルギー変換)が行なわれたあと、腸へ流れて、栄養素は体内に吸収されていきます。そのため、肝機能が低下していると、そもそものエネルギー変換がうまくいっていないため、腸での吸収率も悪くなってしまうのです。

肝臓は年齢、そしてアルコールの過剰摂取、添加物が多く含まれた食品(市販の弁当やパン、インスタント食品など)を摂り続けることで負担が増え、機能が低下していきます。

現代社会で生活している以上、年齢を重ねることはもちろん、アルコール・添加物の摂取はなかなか避けられません。

それならば、EPAと一緒に、吸収力を高める成分を摂れば良いのです。

一般的に、販売されているサプリメントには、主要な栄養素とともに、吸収を助ける成分が配合されています。だからこそ、効果が得やすいと言えるでしょう。

今回ご紹介しているEPAも、いろんな種類のサプリメントがあります。

中でも注目したいのが、小林誠教授チームが発明した「小林式EPA」が含まれたサプリメントです。独自で発見した、肝臓から排出される胆汁酸の分泌を促進させる成分を配合することで、抑制効果の高いシス体だけを抽出した「小林式EPA」の吸収率が大幅に高まります

小林誠教授が籍を置いている山口大学では、2012年に「血管病予防に効果を有する食品組成物」の特許を取得しています。これに基づき、血管病の予防機能性食品として、小林誠教授が新たなEPAサプリメントの開発にご協力されたようです。

心筋梗塞を予防するためには「血液をサラサラにする」「血管の異常収縮を抑制する」といったことを、心がける必要があります。

生活習慣を改善したり、適度な運動を実施したりすることも重要ですが、食生活の見直しも欠かせません。

今日からでも始められることは数多くありますが、いつ発症するかわからない心筋梗塞の予防に、いち早く取り組みたいと考えるのであれば、手始めにEPAを摂取することをおすすめします。

EPAを効率的に取り入れる方法にはサプリメントという選択肢もあります。

心臓の命綱とも言える血管を異常収縮から守るため、今できることから少しずつ始めていきましょう。