女性/非公開

厚生労働省が発表した、平成27年人口動態統計による主な死因の死亡数第2位は「心疾患」だそうです。その中でも、急性心筋梗塞は全体の約18%を占めています。まだ30代の若いサッカー選手が、急性心筋梗塞で突然亡くなったニュースに、衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。
心筋梗塞は本人だけでなく、家族にとっても青天の霹靂といえる出来事です。ここでは、心筋梗塞で最愛の家族を突然亡くされた女性の体験談をご紹介します。

実際に発症した女性(非公開)の体験談

【推測できる要因】

不明

心筋梗塞で最愛の母を亡くしました。突然の出来事で、今もまだ気持ちの整理がついていません。昨年父を亡くし、いつかは母とも…と頭では分かっていたはずですが、年甲斐もなく取り乱しています。父がいなくなってからの母は「早くお父さんに会いたい」と気落ちする日々が続いていました。

母が倒れたのは、金曜日の夕食後のことでした。ここからは、母と同居していた家族に聞いた話ですが、食事を終えた後、母がぜんそくのような胸の苦しみを訴えたそうです。疲れているのだろうと思い、早く寝るようにすすめた、とのことでした。

しかし、容態が悪化。痛みに耐えきれなくなった母が、救急車を呼ぶように訴えました。病院に行く支度は一人で済ませていたそうですが、救急隊員が到着した頃には、心肺停止状態だったそうです。

私と弟は、知らせを聞いて、慌てて病院に駆けつけました。処置のおかげでなんとか心臓は動き出していましたが、自力での呼吸は難しい状態。ぜんそくを疑っていた母ですが、診断は「心筋梗塞」でした。

普段から健康に気を使い、バランスのよい食事や運動に励んでいた母がどうして…という思いでいっぱいです。どうしてもっと早く気づいてあげられなかったのか、どうしてもっと会いに行かなかったのか。眠り続ける母の前で、過去の自分を責める気持ちを止められず、ただ苦しい時間ばかりが過ぎていきました。

心肺停止から30時間後。母は意識を取り戻すことなく、父のもとへと旅立って行きました。亡くなる前の母は「いつか」の話をよくしていましたが、私にとって、それはもっと遠い日のことで「今」ではなかったのです。

放心したまま実家へ足を運んだ私を出迎えてくれたのは、綺麗好きの母が掃除した部屋と、明日の朝食のために研がれたお米。目覚まし時計には、母が迎えていただろう「明日」の時間がセットされていました。家のあちらこちらに母の面影が見えて、今でも涙が止まらなくなってしまいます。

母は、家族に惜しみなく愛情を注ぐ人でした。本当に優しい母で、眠るように息を引き取った後も、いつものような穏やかな表情を浮かべていたのを今でも覚えています。肉親の死は誰もが経験する、避けては通れないものだと分かっていたのに「母だけは」と思っていたのでしょうか。この悲しみを乗り越えられる日が来るのか、まだ想像ができません。

遺影や式場用の写真の準備をしようと、自宅で家族アルバムを眺めていたら、たまらず声をあげて泣いてしまいました。アルバムには母が撮った写真が多く残っており、どの写真にも母の愛情あふれる視線が感じられて仕方なかったのです。

けれど、いつまでもめそめそしていては母に叱られてしまいます。写真を眺めていたら「しっかりしなさい!」という、母の声が聞こえてくるような気がしてなりません。愛情を注いで育ててくれた母にできる、最後の親孝行だと思い、葬儀ではしっかり見送りたいと思います。

管理人のまとめ

心筋梗塞による家族の突然の死は、残された遺族にとってなかなか受け入れ難く、つらいもの。心筋梗塞の予防は自分の健康に限らず、家族や大切な人のためでもあるのです。

喫煙や、塩分・脂肪分の多い食事は動脈硬化を招き、血栓ができる原因に。血流の流れが悪くなることで、心筋梗塞を引き起こしてしまいます。つまり、禁煙バランスの良い食事心筋梗塞の予防には必須

また、忙しい社会人は生活が不規則になり、運動不足になりがちです。過度の疲労やストレスも、心筋梗塞の原因の1つだといわれています。適度な運動で気分転換しながら、生活習慣を整えるように心がけましょう。

長年の生活習慣を変えるのは容易なことではありません。しかし、心筋梗塞について気になりはじめた「今」が、生活を改める絶好の機会です。「いつか」ではなく「今日」から、心筋梗塞の予防をはじめてみてはいかがでしょうか。

異常収縮は突然の心筋梗塞を招く!メカニズムや予防法は?>>