心筋梗塞の検査にかかる費用

基本的な診察なら5,000円くらい

日本人の死因では、がんに次ぐ第二位を占めている心筋梗塞。

「心臓には問題はないし、大丈夫」とタカをくくっているのは、危険です。発症者の3割は何の前兆も感じていないことがわかっており、悪くすると一回の発作で命を落としてしまう危険もあります。定期的に診察や検査を受けるようにして下さい。

まだ大きな自覚症状がないという場合は、胸部レントゲン検査、心電図検査、血液検査などを受けることで心臓病の疑いがあるかどうか、確かめることができます。これらの検査は保険適用されますので、3割負担の4,000~5,000円程度で済むでしょう。

また仕事などの都合で深夜帯の検査を行う場合は、2,000~3,000円価格が上がることがあります。

精密な検査における費用

心エコー

心エコーとは胸部に機器を充て、心臓に向かって超音波を発信した際に反射される「エコー」を画像にし、診断する検査です。 心臓の動きをその場で確認していくことができるほか、心臓のかたちに異常がないかなども確認することができます。

心筋梗塞はもちろん、狭心症や心肥大など、各種の心臓病発見に効果的な方法として実施されており、検査時間は20~30分程度です。

心エコーにかかる費用は9,000円程度。ただし、こちらも保険が適用される検査ですので、受診者が実際に負担するのは、3,000円程度となっています。レントゲンや心電図だけでなく、より詳細な検査を希望している人にとっては、検討しやすい方法と言えるでしょう。

心臓カテーテル

上記のような検査で異常がなければ、ひとまず「現状は問題なし」と考えることができそう。しかし「さらに詳細な検査が必要」と医師が判断した場合、心臓カテーテル検査が採用されることがあります。

こちらは心臓に細い管(カテーテル)を挿入して、心臓内や血液の酸素濃度を調べる検査です。また造影剤をカテーテルを通して注入し、X線撮影を行うこともあります。まれに心臓を傷つけたり、血流に悪影響を与えることがあるため、検査は医師とよく相談のうえ、慎重に検討する必要があります。

こちらの費用は40,000~90,000円程度(保険適用可能)。最近は日帰りの検査が可能な病院も多くなっていますが、数日間の入院を推奨する病院もあります。入院の分、費用は嵩むことになるでしょう。

CT/冠動脈造影

近年はCTの性能が向上しており、今までは心臓カテーテルでしか診断できなかった冠動脈の様子をチェックできるようになってきています。こうした進化型のCTは「MDCT」と呼ばれており、短時間で広範囲の撮影が可能。心臓はもちろん、身体の各部位に適用されています。

CTで重視されるのは、冠動脈の検査です。冠動脈とは、心臓に血液を送る血管ですから、その状態を確かめることは、非常に重要。静脈から造影剤を注入し、MDCTでチェックしていきます。心臓カテーテルよりも安全性が高い方法ですので、検討する価値はありそうですね。

その費用は45,000円程度となっており、保険適用が可能。受診者が実際に負担する金額は、15,000円程度となっています。