予後にできることって?

予後の過ごし方次第で、心筋梗塞の生存率が大きく変わることを知っていますか?
治療以外にも、発作を防ぐために自分でできることがあります。
心筋梗塞になりたくない人必見!再発のリスクを下げる、予後の過ごし方を紹介していきます。

心筋梗塞の予後とは?

「予後」を、簡単に説明すると「病状の見通し」です。病気がどのくらい進行しているのか、という点から、生存率までを医学的に見通すことを「予後」と言います。

心筋梗塞を起こした瞬間の死亡率は25%で、86%が1時間以内に心停止します。救急車での搬送やAEDを使った蘇生により死亡率が下がり、どれだけ迅速に適切な処置ができたかが予後に大きく影響するのです。

また、発作から2時間以内に、血流が流れない場合は後遺症が残り、時間がかかるほど状況は悪化します。

もともと、心筋梗塞を発症した患者の10年後の生存率は50%と言われてきましたが、現在では70.6%に向上。医学の進歩と患者自身の通院や服薬により、予後は改善していると言えるでしょう。

一度心筋梗塞を起こせば、その対応は現場に居合わせた人任せになりますが、再発を防ぐために心がけることは、自分でもできます。発作のリスクを減らすためには、患者自身の予後の生活習慣にかかっているのです。

心筋梗塞の再発を防ぐためにできること

心筋梗塞の再発を防ぐには、食生活の見直しや運動のほか、禁煙、飲酒といった、生活習慣のコントロールが欠かせません。

また、心筋梗塞に大きく影響する生活習慣病は、糖尿病、高血圧、高脂血症などがあります。

この3つの生活習慣病は、血管を傷つけ動脈硬化を招くため、狭心症や心筋梗塞の原因となります。生活習慣病の治療や予防にも、適度な運動、食事療法は有効です。

日本生活習慣病予防協会の「生活習慣病の調査・統計」では、1日1gの減塩で血圧1mmHg下がり、平均血圧を4mmHg下げると、脳卒中1万人、心筋梗塞5,000人の死亡者を減らせるとのデータがまとめられています。

さらに、LDL-コレステロールが20~30%下がると、心筋梗塞や狭心症のリスクが約30%低下するようです。データから見ても、食生活がいかに重要か、よくわかりますね。

注目!予後生活には食事の改善が重要

40代以降になれば糖尿病患者に限らず、過食や偏食を避け、塩分や脂質を控えたバランスのよい食事が求められます。

とくに、血管を傷つける高血圧、高脂血症、糖尿病などの持病があるのならば、血管を若返らせる食材を積極的に摂りましょう。

イチオシは、DHAEPAが含まれる青魚は多めに摂ることです。血液がサラサラになるだけでなく、心筋梗塞をはじめ、動脈硬化や認知症予防にも効果があります。

心筋梗塞の予防にDHAやEPAがよい理由とは>>

海藻・きのこ・大豆・野菜・果物なども、心筋梗塞の予防に効果があるとされています。

また、食事の際には、野菜から摂るようにしてください。塩分を控えることも、血管を守るために重要なポイントです。

管理人のまとめ

心筋梗塞は、高血圧や高脂血症、糖尿病の持病により、発症リスクがかなり高まることがわかっています。再発を防ぐためには、禁煙や禁酒、ストレスの軽減や運動以外にも、食生活の見直しが重要です。

中でも、減塩や脂肪分を抑えたバランスのよい食事を、適切な分量で摂ることがポイント。脂身やラード、バターなどを控え、肉類はヒレ肉や鶏ササミか、DHAやEPAが豊富な青魚を選ぶのがおすすめです。

また、動脈硬化の改善老化した血管を若返らせるために、玉ねぎやわかめなどの食材を積極的に摂るようにしましょう。毎日忙しく、バランスよく食事を摂れないという人は、サプリメントで補うことも視野に入れてみてください。