どんな症状が出るの?

このページでは、どんな前兆があって、どんな症状が起きるのか?心筋梗塞の特徴と対処法の基礎を紹介します。

心筋梗塞の症状とは

心筋梗塞の症状は激しい胸痛が特徴です。

30分以上、痛みが続くこともあり、呼吸困難 【呼吸困難】
息切れと同様の意味で、呼吸をすること自体に苦しさを感じる状態。
吐き気冷や汗【冷や汗】
何らかのショックを受けたとき、交感神経血管が収縮して汗腺から汗がにじみ出ること。
などを伴います。

冠動脈が詰まってしまうため、血液や酸素の供給が滞り、意識不明になることもあるのです。

時間経過とともに痛みが弱まったように感じることもありますが、これは症状が治まったわけではありません。心筋や神経が壊死したことで痛みを感じなくなるのです。

また、高齢者や糖尿病患者は痛みが出ない状態でも、心電図の診断から無痛性心筋梗塞【無痛性心筋梗塞】
心筋梗塞の範囲が狭かったり、程度が極めて軽度などが原因で痛みを感じない心筋梗塞のこと
だと診断されることがあります。

心筋梗塞は時間が経つと名称が変わり、発症から3日以内なら急性心筋梗塞、1ヶ月以内なら陳旧性心筋梗塞と呼ばれるようになります。

心筋梗塞にはどんな前兆があるのか

心筋梗塞は、約半数の方が前兆もなく発症すると言われています。

前兆がある場合、兆候は主に以下の11項目です。症状が軽いと判断がつきにくいと思われますが、気になる方は早めに診察を受けましょう。

  • 胸部に圧迫感のある痛みを感じる
  • 背中や左肩に痛みを感じる
  • 吐き気をもよおす
  • 虫歯ではない状態で、奥歯や下あごに痛みがある
  • 左手小指に痛みを感じる
  • 息切れや呼吸困難が起きる
  • 不整脈(脈の乱れ)がある
  • 顔面蒼白になり、冷や汗・あぶら汗が出る
  • 食欲が低下する
  • 血圧が下がる
  • 意識を失い、倒れることがある

また、高血圧糖尿病など、生活習慣病も心筋梗塞の原因になる場合もあります。メタボでもなく比較的若い方が、ストレスや喫煙を原因として心筋梗塞になることもあるので、注意が必要です。

 

心筋梗塞の緊急対処法とは

著しい心臓発作を起こした場合は、救急車を呼ぶことが最善です。できるだけ落ち着いて、現在地や症状を伝える必要があります。

119番のスタッフが電話で処置を指示する場合もあるので、それに従ってください。心臓が停止して脳へ血液が行かなくなると、10秒で意識がなくなり、痙攣を起こします。

さらにそれが1分以上続くと、脳に障害が残る可能性が高まり、3分以上では脳が深刻なダメージを受けると言われています。

緊急時に素人が落ち着いて対処するのは容易ではありませんが、救急車が到着するまでの間に、人工呼吸や心臓マッサージなどの心肺蘇生法をできるようにしたいものですね。

緊急時の心筋梗塞の対処法とは最近は「AED(自動体外式除細動器)」を置いている施設も増えているので、AEDを使うこともあり得ます。処置が完了したら楽な姿勢を取らせ、安静な状態を保ちましょう。

容態が急に悪化する可能性もあるため、必ず患者さんのそばにいてあげてください。

病院へ到着後、症状が重ければ、血栓を溶かしたり、カテーテルを使ったりして冠動脈の詰まりを取り除きます。

より緊急性が高い場合は、バイパス手術を行なうことも。発症から6時間以内の処置が最も有効ですが、12時間以内であれば、助かる可能性が十分あるのです。

術後は数日間安静にし、鎮痛剤・安定剤の投与や酸素を吸入して、心臓を穏やかに動かす処置をします。

心臓の壊死が拡大すると、体に悪影響が出やすくなるため、早急の治療が必要だと覚えていてください。