【Q&A】狭心症や心筋梗塞など血管病のギモンを一発解決!

大切な器官である血管の異常は、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や致死性不整脈などの重大な病気を引き起こします。日本ではガンに次いで多い死亡原因の血管病について、Q&A形式でお答えします。

狭心症や心筋梗塞のギモンや不安に関するQ&A

Q.どのような血管の病気がありますか?

A.血管の病気には、動脈硬化や大動脈瘤、下肢静脈瘤などさまざまなものがあります。また心筋梗塞や狭心症、致死性不整脈といわれる心室細動など、血流が滞る病気全般のことを虚血性心疾患ともいいます。

心臓の動脈が詰まると心筋梗塞、脳の動脈が詰まると脳梗塞となってしまいますので、発症のサインとなる前兆を見逃さないように注意する必要があります。

Q.心筋梗塞や狭心症の前兆にはどのようなものがある?

A.胸がぎゅっとつかまれるような痛みや激しい痛み、冷や汗、めまい、意識が遠のく、嘔吐などが15分以上継続する場合は、狭心症や心筋梗塞の疑いがあります。

意識があるうちに救急車を呼ぶなど早めに対処することが重要。落ち着いたらかかりつけ医に相談するか、専門医がいる病院を受診して検査を受けてください。

Q.冬は心筋梗塞になりやすいと聞きましたが、本当ですか?

A.急激な温度変化があると血管が収縮し、血液の流れが悪くなったり、血圧が高くなったりします。

それにより、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの血管病を引き起こす可能性があります。

Q.胸を締めつけるような痛みがあります。何科を受診すれば良いですか?

A.胸痛にはいくつか要因があります。

胸痛によっては、心臓血管外科循環器内科呼吸器内科など、受診する科が異なります。早めにかかりつけ医にご相談ください。

Q.動脈硬化はどのように予防すれば良いの?

A.バランスのとれた食事でミネラルビタミンを摂取し、食べる量には気をつけてください。肉の食べ過ぎや塩分の取りすぎには注意が必要です。

お酒の飲みすぎや喫煙も、動脈硬化を悪化させる要因なので控えるようにしましょう。

Q.血管病で、突然死につながるような病気は何がありますか?

A.多くの突然死が原因不明ではありますが、心疾患では、狭心症や心筋梗塞、致死性不整脈、脳疾患では、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞などが突然死の主な原因です。

脳梗塞や狭心症を引き起こす原因として、血管の異常収縮に着目した研究も進められています。

Q.一度心筋梗塞を起こしても治療すれば心臓は元に戻りますか?

A.狭心症の場合は機能回復を望めますが、心筋梗塞は心筋が壊死してしまう病気ですので、治療しても完全に元の心臓に戻ることはありません

悪化させないためには心筋の壊死を最小限にとどめ、残りの心臓でカバーできるように再発予防をすることが重要です。

Q.血管の異常収縮、血管攣縮(けっかんれんしゅく)とはどのような状態のこと?

A.血管が突然けいれんするように、異常に収縮してしまう現象です。特に安静時(寝ている間)に起こりやすいことが報告されています。この血管の異常収縮は血管病(脳梗塞や心筋梗塞など)を引き起こす、突然死の原因のひとつといわれています。

血管壁から分泌される脂質の一種であるスフィンゴ脂質から作り出されるSPC(スフィンゴシルホスホリルコリン)が、血管攣縮を誘発するというメカニズムを山口大学医学部の小林誠教授の研究チームが解明しました。

小林教授が研究したEPAについてGoogleで調べてみる>>

Q.血管の異常収縮を予防する方法はありますか?

A.血管の異常収縮を予防するには、EPAを摂取するのが効果的です。

しかし、EPAなら何でも効果があるかというとそうではありません。

通常、生魚に存在しているEPAは、血管攣縮に対する高い抑制効果がある立体構造(シス体)をしていますが、加熱することで、この構造が崩れると抑制効果も弱くなります。

なので、EPAの立体構造を壊さないように抽出精製したサプリメント等で摂取するのが効率的と言えるでしょう。

Q.登山で心筋梗塞を起こしやすいというのは本当ですか?

A.本当です。登山中の遭難による死亡した原因は、外傷、低体温症の次に、心筋梗塞などの心臓病が多いそうです。日本登山医学会の発表によると、登山初日で登山開始6時間以内に発作などなんらかの症状が現れる人が多いそうです。

その原因として考えられるのは、気温の変化や高所であるがための気圧の変化、急な運動などにより心臓への負担が大きくなることが原因ではないかということです。登山初日はゆっくりと短めの距離でカラダを慣らすようにすべきでしょう。

Q.「血圧サージ」を起こす人は心筋梗塞や狭心症を起こしやすいというのは本当ですか?

A.本当です。昼間健康診断などで血圧が正常値であっても、交感神経がなんらかの理由で亢進(たかぶること)され、就寝中に上が200くらいまで上がってしまう、いわゆる「血圧の高波」といわれるのが血圧サージ。

血圧の上下動を繰り返しているうちに、動脈の内壁が傷つきもろくなり、いわゆる動脈硬化が進んでしまいます。もろく柔軟性を失った血管に高血圧の波が襲うと、血管が破れ心筋梗塞や脳梗塞を起こすと考えられています。

中高年層だけでなく、健康に自信のある30代前半でも、血圧サージによる動脈のダメージが原因で突然死、というケースもあるのだそうです。