血液をサラサラにする成分を知る

血管病(心筋梗塞や動脈硬化など)の予防・改善のためには、血液をサラサラにすることが不可欠です。ここでは、血液をサラサラにする効果が高い7つの成分をご紹介。特徴・効果などを、わかりやすく説明していきます。

血液をサラサラにすべき理由とは?

血液をサラサラにすることで得られるものは、ズバリ「健康」。

血管病といわれる心筋梗塞動脈硬化などは、血液の状態が大きく関わる病気になります。血液をサラサラにするためには、食生活をはじめ、生活習慣が重要です。中でも、健康な血液を取り戻すためには、必要な栄養成分を摂取しなければなりません。

「栄養成分」と一口にいいましても、どんな成分を摂るようにすれば良いのか、迷いますよね。

これから紹介していく7つの成分は、血液をサラサラにすることに関して、かなり高い効果を発揮します。以下の成分が含まれている食品を、日常生活に取り入れるようにしてください。

体内をめぐる血液の状態から、しっかりと改善していきましょう。

毎日摂取したい!血液サラサラ成分7選

DHA

DHAは、魚の油に多く含まれている脂肪酸のことで、その成分には血液をサラサラにする働きがあります。具体的には、ドロドロ血液の原因である中性脂肪と悪玉コレステロールを減少させ、その一方で善玉コレステロールを増加させてくれるのです。

また血液中の赤血球をやわらかくする働きもあり、スムーズな血流の実現に、貢献してくれます。さらに血栓を予防する役割を担っているのもDHAの特徴です。

DHAは、アジ・イワシ・サンマ・サバなどの青魚に多く含まれています。ただし、焼いたり煮たりすると、成分が20%ほど減ってしまうので、刺身を食べるのが理想的。近年は肉食中心の欧米型食生活が主流となってきており、魚介類の摂取量が年々減少しています。心筋梗塞など、生命を脅かす大病を予防する意味でも、食生活を見直していくべきかもしれません。

DHAにはストレスの緩和、脳の情報伝達成分の原料となる、アレルギー症状や、関節炎などの炎症軽減に役立つなど注目すべき働きもあるので、ぜひ知識を深め、積極的に摂取しましょう。

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EPA

EPAは、DHAと共に魚の油などに含まれている「必須脂肪酸」で、オメガ3脂肪酸と呼ばれる脂肪酸のグループに属している成分です。欧米に比べるとその認知度は高くありませんが、最近やっと中高年向けのサプリメントなどに配合される成分としてメジャーになってきました。

血小板の凝集作用を抑える作用や、動脈硬化を進行させる悪玉コレステロールや中性脂肪の上昇を抑える働きがあることがわかっています。悪玉コレステロールや中性脂肪は血管内における不要物、いわばごみのような存在で、血管を狭くしたりボロボロにしたりする原因と考えられています。EPAはこうしたゴミをきれいにしてくれる存在なのだそうです。

またEPAには血液の粘度を下げ、血液をサラサラにする作用が期待できると同時に、血圧を下げる可能性も示唆されています。高血圧のひとだけでなく、血管の健康は生活習慣病予防のなかでも最も大切な要素のひとつ。心・血管病の予防や再発防止には必要不可欠な栄養であると言ってよいでしょう。

その摂取目安量は毎日1~2g程度と少ないように思えますが、実際には必要量を摂取できているひとのほうが少ないようです。なぜなら魚を煮たり焼いたりして加熱するとEPAやDHAは流れ出てしまうため、食品から摂取するためには加熱せず生の状態で摂るのが理想なのですが、毎日お刺身を食べているかというと、これはなかなか実現が難しい。

食事で必要量が摂取できないのであれば、サプリメントなどで補うしかありません。

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【注目!】血管攣縮を抑制するEPAの働きとは?

血管攣縮(けっかんれんしゅく)とは、急に血管がけいれんしてしまうことにより、血液が正常に流れなくなる症状のことです。狭心症や心筋梗塞といった、命に関わる虚血性疾患の引き金になる可能性が高い注意すべき症状です。この血管攣縮を予防する可能性をEPAに見出したのが、山口大学医学部の小林教授。

これまでの治療法では、正常な血管収縮をも抑制してしまう方法しかなく、副作用は免れませんでした。しかし、EPAは異常収縮のみ抑制することが小林教授らの臨床実験により判明しており、突然死を招きかねない心・血管病予防に役立つ発見と新聞などでも大々的に取り上げられました。

ただひとつ、EPAは非常に不安定な分子構造をしているという問題がありました。小林教授の研究によれば、生魚に存在しているEPAの分子構造を維持したまま摂取しないと、血管攣縮を抑制する効果が得られにくいことがわかっていました。そこで製薬会社がEPAに変性が生じない抽出法を開発し、生の魚油と同じEPAを原料として使うことが可能になったのだそうです。

小林教授と山口大学医学部の研究チームは、血管攣縮の抑制が期待できる分子構造のまま抽出精製されたEPAに着目そ、長い年月をかけて食品の開発に成功しました。産学協同開発により開発されたEPAを一般のEPAと混同しないようにするため、「小林式EPA」と呼んで差別化をはかっているのだそうです。

小林式EPAを調べる>>

ビタミン(ビタミンC、ビタミンB1、ナイアシン、葉酸など)

一口にビタミンと言っても、さまざまな種類があります。「野菜に多く含まれているビタミンCが身体に良いことは知っているが、そのほかはどんな働きがあるのかわからない…」、という人も多いのではないでしょうか。

このページではビタミンCをはじめ、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB3、ビタミンMなどさまざまな種類のビタミンが発揮する「血液サラサラ効果」を紹介していきます。動脈硬化やその先にある心筋梗塞などの大病を予防するためにも、ぜひ知識を深めましょう。

また食材の情報も併せて記載していますので、ご注目を。日常的に摂取しやすい食材も多く含まれていますので、食生活改善の一助にしていただければと思います。

ビタミンが血液サラサラに良い理由をさらにくわしく→

酵素(ナットウキナーゼ)

体内に存在している酵素は、「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類に大別されます。消化酵素は食べ物の消化吸収に必要。代謝酵素は糖や脂質、たんぱく質の代謝に必要で、身体の免疫力を高めるのにも役立ちます。

動脈硬化や心筋梗塞の予防に酵素を役立てたい方は、ナットウキナーゼに、ぜひ注目してください

その名の通り納豆から抽出される代謝酵素で、たんぱく質の代謝に役立ちます。そして動脈硬化予防に、大いに貢献してくれることがわかっています。血栓の主成分・フィブリンに直接働きかけ溶解させるという、驚くべき働きがあるのです。

ナットウキナーゼは、納豆の粘質の元になっている成分で、納豆以外の食品には含まれていません。日常的に食生活へ摂り入れられるのは日本人ならではの特権と言えそうですから、ぜひ積極的に摂取したいものですね。

酵素(ナットウキナーゼ)が血液サラサラに良い理由→

食物繊維

食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、心筋梗塞の予防のため、特に注目したいのは水溶性食物繊維です。なぜなら、体内のコレステロール値を低下させる働きがあるからです。

水溶性食物繊維は、腸内の胆汁酸を絡め取ったうえで、便として体外に排出されるという特徴があります。この働きが、コレステロール値の低下にどう役立つのか?ぜひ知識を深めましょう。

また水溶性食物繊維の特徴として挙げられるのは、ヌルヌルとした粘性と、保水性の高さです。しかし、一口に水溶性食物繊維といってもさまざまな種類があります。

本カテゴリに設けた、食物繊維の紹介ページではその代表的な種類について、情報をまとめていきます。そしてそれらの水溶性食物繊維が豊富に含まれる、食材の情報も掲載しています。果物や海藻など、日常生活の中へ取り入れやすい食材が数多く存在していますので、ぜひ積極的に摂取したいものです。

水溶性食物繊維の中にはコレステロール値低下だけでなく、がん予防にも役立つと言われる種類もあるので、要注目ですよ。

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ポリフェノール

ポリフェノールは、植物の苦味や渋味、そして色素の成分となっている化合物の総称です。ポリフェノールには5000以上の種類があります。そのすべてが強力な抗酸化作用を持っているというのだから、すごいですね。血液をサラサラにするなど、高い健康効果と心筋梗塞予防効果が認められていますので、ぜひ注目してください。

なおポリフェノールは光合成に伴って生成される植物特有の生体成分のため、動物である人体では生成できませんので、ぜひ積極的に摂取していきたいものです。水溶性のため、人体への吸収率も高く、摂取後短時間で効果を発揮してくれますよ。ただしその効果は長時間持続しないため、毎日の定期的な摂取が推奨されています。

また一口にポリフェノールと言っても、数多くの種類があります。本カテゴリに設けたページでは主に、血液サラサラ効果や動脈硬化予防などに優れたポリフェノールの情報を紹介していきます。セサミンやイソフラボン、意外なところではカカオなど、よく耳にする名前もすべてポリフェノールの一種です。ぜひ知識を深めて、血液サラサラのために役立てていきましょう。

ポリフェノールが血液サラサラに良い理由をさらにくわしく→

カロテノイド(リコピン、アスタキサンチンなど)

真っ赤に熟したトマトなどの野菜を見ていると「何て鮮やかな色なのだろう、すごいなぁ」と思いませんか?カロテノイドは、自然界に存在する黄色や赤色の色素の総称です。しかし、ただ色を与えているというだけでなく、強い抗酸化力を持つことが、近年の研究でわかってきました。また血液をサラサラにするなど、高い健康効果と心筋梗塞予防効果も認められています。

カロテノイドには数多くの種類があり、人体に有用な働きをするものも数多く存在しています。本カテゴリに設けたページでは主に、血液サラサラ効果や動脈硬化予防などに優れたカロテノイド・リコピンなどの情報を紹介していきましょう。

カロテノイドが血液サラサラに良い理由をさらにくわしく

アリシン

アリシンは、硫化アリルの一種。にんにくや玉ねぎなどの野菜に含まれています。これらの野菜を切った時に立ちのぼる強い香気成分であり、「アリイン」という成分が、切られたり潰されたり、加熱されたりすることで分解されると、アリシンに変化するのだそうです。

アリシンは血液をサラサラにするなど、高い健康効果と心筋梗塞予防効果が認められる成です。また殺菌効果が高いことで知られ、風邪のウィルスを死滅させてしまうほどの力を持っているそうです。疲労回復(にんにくの精力アップに役立つという効果の源は、アリシンにあります)というや糖尿病予防にも活躍してくれるなど、その秘めたるパワーには無視できないものがあります。

にんにくや玉ねぎなどは、日常的なレシピの中で下味として使用されることが多く、摂取は比較的容易となっています。身体にとって刺激になってしまうこともあるので摂り過ぎに気を付けつつ、ぜひ毎日の食生活の中で、有効活用していきましょう。

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クエン酸

クエン酸は、柑橘類を食べた時に感じる酸っぱい成分です。疲労回復や、美容効果がある成分として知られています。また、掃除や洗濯などの汚れ落としとしても、活用されています。

クエン酸を摂取すると、血液を弱アルカリ性に変えてくれることで血液がサラサラになり、心筋梗塞などの血管病を予防するのに効果的です。輸血用の血液には、実際にクエン酸ソーダが加えられているため、その効果は実証されています。

レモン梅干しグレープフルーツなどの酸っぱい食材に、クエン酸は多く含まれています。一度の摂取は少なめにして、回数を増やして摂ることで、効果的に成分を吸収できます。加熱しても成分が壊れないところも◎。

酸っぱいのが苦手という方は、サプリメントで摂取してはいかがでしょうか。