DHA

DHAとは

DHAは、EPAやDPAと共に、魚の油に多く含まれている「オメガ3系脂肪酸」の一種。身体に必要不可欠な「必須脂肪酸」でもあります。

動脈硬化などの予防に役立つことがわかっている成分で、90g以上の魚(切り身1きれ程度)を摂取することで、簡単に1日の目安量を満たすことが可能となっています。

体内での生成はほとんどできないため、食事から積極的に摂取していかなければなりません。

DHAが血液サラサラに良い理由

 DHAは、どのような働きで血液をサラサラにするのか?その答えは「赤血球をやわらかくする」です。

赤血球は、血液の中で酸素を全身に行き渡らせるのに役立っています。円盤のような形状を、写真などで見たことがある人も多いでしょう。血液中のその他の成分に比べると大きめなため、硬化すると血流に悪影響を与えてしまいます。つまり、血液ドロドロの原因ともなりかねないのです。DHAを積極的に摂取し、赤血球を柔軟にしましょう。

またDHAには、動脈硬化を進行させる「悪玉コレステロールや中性脂肪の上昇を抑える働き」もあります。血中に悪玉コレステロールや脂肪が増えると、血液がドロドロになることはよく知られていますから、健康診断で「脂質異常」と診断された方は、DHAに要注目。特に中性脂肪に関しては、肝臓での生成→血液への分泌を抑制するために活躍してくれます。

DHAとEPAの違い

同じ魚油に含まれるため、セットにして語られることの多いDHAとEPA。悪玉コレステロールを抑えるという共通の働きもあります。その違いは?

  • DHAは脳や網膜へ選択的に取り入れられるが、EPAは全身の細胞に取り入れられる。
  • DHAには幼児の脳や神経の発達に貢献するという特徴がある。
  • EPAは積極的に摂取すると、体内で増える。

EPAには血小板が血液内で固まるのを防ぐという「サラサラ効果」があるため、一緒に摂取することで相乗効果が高まると言われていますよ。

日本人の魚離れとDHA

先述の通り、DHAは魚の油に含まれている成分なので、魚介類を主菜とする食生活を送ってきた日本人にとっては、摂取が容易でした。

しかし近年は肉食中心の欧米型食生活が主流となってきており、魚介類の摂取量が年々減少しています。心筋梗塞など、生命を脅かす大病を予防する意味でも、食生活を見直していくべきかもしれません。

サラサラ以外にも!DHAの働き

血液をサラサラにし、動脈硬化を防いでくれるDHAには、ほかにも注目すべき働きがあります。

  • セロトニンを増やし、ノルアドレナリンを低下させる…現代人が常にさらされている、ストレスの緩和に役立ってくれます。
  • 脳の情報伝達成分の原料となる…集中力や、処理能力が高まります。「魚を食べると頭が良くなる」と言われる、由縁です。
  • アレルギー症状や、関節炎などの炎症軽減に役立つ

これだけのメリットが感じられるなんて、すごいですね。

DHAを多く含む食べ物

クロマグロ、サンマ、イワシ、ウナギ、ハマチ、サケ、イクラ、ブリ、煮干し

上記を見てもわかるように、DHAは魚介類からしか摂取することができません。肉食中心の食生活を見直し、1日1食でも魚を主菜とする食事に切り替えるだけで、DHAを効率よく身体へ摂り込んでいくことが可能になります。どうしても難しいという日には、サプリメントなどを活用して摂取するという方法も、おすすめです。