ナットウキナーゼ

酵素とは

ナットウキナーゼについて知る前に、まず酵素について知識を深める必要があります。

体内に存在している酵素は、「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類に大別されます。消化酵素は食べ物の消化吸収に必要。代謝酵素は糖や脂質、たんぱく質の代謝に必要で、身体の免疫力を高めるのにも役立ちます。

体内の酵素は生活習慣や加齢により、減少していくことがわかっています。顕著な反応が現れるのは、頭髪。白髪が増えるのは、色素を作りだす時に必要な酵素「チロシナーゼ」の減少が原因だからです。

酵素は食物で外部から補うこともできます。鏡を見て「最近、白髪が目立つなぁ」と思い始めたら、酵素補給を積極的に検討すると良いでしょう。

たんぱく質分解酵素のナットウキナーゼ

納豆本ページの主役であるナットウキナーゼは、その名の通り納豆から抽出される代謝酵素で、たんぱく質の代謝に役立ちます。

納豆といえば、そのネバネバした触感が大きな特徴ですが、ナットウキナーゼはその粘質の元になっている成分で、納豆以外の食品には含まれていません。また熱に弱いため、加熱せずに摂取すると、体内でその効果効能を十分に発揮してくれるそうです。

そしてナットウキナーゼは、動脈硬化予防に、大いに貢献してくれることがわかっています。

ナットウキナーゼが血栓に働きかける理由

では、ナットウキナーゼのどのような力が動脈硬化予防に役立つのでしょうか?その答えは「血栓の溶解効果」です。

血栓とは、ドロドロになった血液がついに塊となってしまった状態。悪玉コレステロールと活性酸素が結合した結果として生じます。

一度発生した血栓はゼリーのような形状で、次第に大きくなっていきます。そして血管内の障害物となり、血液の流れを阻害するようになるのです。この過程で血管は硬化し、やがて必要な場所に血液が充分送り込まれなくなった結果、心筋梗塞などの大病が引き起こされます

ナットウキナーゼには、血栓の主成分・フィブリンに直接働きかけ溶解させるという、驚くべき働きがあります。さらに血栓を溶解させる酵素の生成にも貢献したり、血栓を溶けにくくする物質を分解する作用もあります。まさに「血栓バスター」の名称にふさわしい、スーパー酵素と呼べるでしょう。

発酵食品である納豆は、日本で誕生し、その食文化に息づいてきました。毎日抵抗なく食事に取り入れ、血栓を予防できるのは日本人ならではの特権といえそうですから、ぜひ積極的に摂取したいものですね。

なお、血栓は深夜から早朝にかけてできやすいという特徴がありますので、納豆は夕食の副菜として摂取するのが、動脈硬化予防には最も効果的です